国家重点基礎発展研究計画は「九七三」計画として知られているが、同計画はこのほど北京で第4期専門家?顧問グループを発足させた。実施してすでに9年になり、著しい成果を収めており、重要かつオリジナル性を備えた成果を上げるために、また中国社会の持続可能な発展のために科学的な基礎を築くなど、その成果は4つの面に顕著に表れている。 4大成果の具体的な内容は以下の通り。 第1は、同計画は一貫して自然現象を認識し、自然の規律を解明し、新たな知識を取得して、新たな原理と新たな方法を発展させることを主目標に、重要かつオリジナル性を備えた成果を上げ、中国の国際学術界での地位を著しく向上させたことだ。例えば、非線形光学結晶体や量子情報と通信、ナノ材料とナノ構造、タンパク質の構造と機能、脳科学など、いくつかの重要な分野は世界で重要な地位を占めるまでになった。 第2は、農業バイオテクノロジーや医学バイオテクノロジー、ナノ技術、エネルギー、材料などの分野でハイテクを発展させるために、先見性のある戦略的かつ基礎的な貢献をしたことだ。例えば、石油?天然ガスの探査、石油採掘率の向上、石油?天然ガスのクリーン生産、高強度の鋼材やアルミ材、汎用高分子材料などの面で、基礎研究を通じて自主知的財産権を切り開いたことで、技術刷新を推進した。 第3は、国家経済と国民の生活にかかわる重大な科学的問題の解決に傾注し、一連の重要な措置を講じたことで、農業や人口と健康、環境、生態、地球の変化などの分野で基礎研究レベルを著しく向上させ、中国社会の持続可能な発展のために科学的な基礎を築いたことだ。地球の変化では10件を超す重大プロジェクトを立ち上げ、地球の変化への対応策を制定するにあたって科学的根拠を提供した。 第4は、基礎研究に従事するハイレベル人材を集中し、基礎研究面のナショナルチームを養成した。多くの中壮年科学者がこの「九七三」計画の実施中で国際一流の研究業績を上げた。 「チャイナネット」2007/06/14 |