日本の高校生代表団の第3陣一行が中日友好協会の招きに応じて12日北京入りし中国での訪問を始めました。 この訪中団には奈良、青森、愛媛と大阪から来た178人の高校生が含まれています。 訪中団一行は13日、北京市第十九高校を訪れ、中国の高校生たちとスポーツゲームをやったり、音楽の鑑賞などさまざまな交流活動を行いました。 14日の午前、中日両国の高校生は、中日友好協会の中庭にある?平和の鐘?を一緒に35回つき、中日両国の国交正常化35周年を記念し、中日間の友好と、世界の平和を願いました。その後、中国の武大偉外務次官が釣魚台迎賓館で、代表団の一行と会見し、日本の高校生たちと親しく話し合いました。 武大偉外務次官は、その際、?中日両国の政府や国民の努力の下に、中日関係は大いに改善され、いまは新しい歴史の起点に立っている。今年の4月温家宝首相が訪日した際、両国の指導者は青少年の交流を強めることで合意した。日本の高校生の中国訪問は、この合意事項が実施されたもので、若い世代の交流は中日関係の末長い発展にとって極めて重要な意義がある?と語りました。 訪中団の一行は、故宮や万里の長城を見学した後、武漢や杭州へ赴き、一般家庭でのホームステイーも体験することになっています。 中国と日本の高校生の相互訪問は、中日友好21世紀委員会が呼びかけた交流活動で、中日両国の政府が出資し設立した交流基金によって実施されています。なお、中国の高校生代表団はこれまで5回にわたって延べ1100人が日本を訪れています。 ?中国国際放送局 日本語部?より 2007年6月14日 |