薄煕来商務部長は20日、ラミー世界貿易機関(WTO)事務局長と北京で会談し、多角的貿易交渉(ドーハ?ラウンド)をめぐる問題について、踏み込んだ意見交換を行った。 薄部長は「国際的な保護貿易主義の台頭を前に、多角的貿易体制はさらに尊重され、また不断に完備されなければならない。中国はドーハ?ラウンドにおいて引き続き建設的役割を果たしていく。交渉の円満な成功を望む」と表明。さらに「ウルグアイ?ラウンド以降、先進国と発展途上国との貧富の格差はさらに拡大している。新ラウンドは、当面の世界経済の不均衡な発展の改善に寄与し、数多くの発展途上国に利益をもたらすものでなければならない」と強調した。 ラミー事務局長は「中国は交渉において橋渡しの役割を果たし、多角的貿易体制に寄与している。中国は依然発展途上国だが、すでに農業分野の開放において重要な措置を講じた」と述べ、農産物問題に対する中国側の特別な懸念に理解を示した。 「人民網日本語版」2007年6月22日 |