上海協力機構の国防相会議が27日にキルギスタンの首都ビシュケクで開かれ、同日の共同コミュニケで、中央アジアを平和と安定の地域とすることの重要性を強調するとともに、地域の安全と協力強化など、一連の問題で幅広い共通認識に達した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 共同コミュニケは「国際情勢の安定に国際社会は共に尽力しているものの、世界的、地域的な安全保障上の脅威はなお存在する。衝突解決における国連の役割を弱め、また『国連憲章』に違反して武力を使用しようとする企図は憂慮を抱かせるものだ。テロリズム、分離主義、過激主義、大量破壊兵器の拡散、国際的犯罪は、世界と地域の安全と安定を著しく脅かしている」と指摘。 さらに「中央アジアの安全保障の現状をかんがみ、加盟国の国防当局は一致団結し、地域の安全保障への新たな脅威と挑戦に共同で対処しなければならない。加盟国は平等と相互尊重を基礎に、国防?安全保障分野で関係国際?地域組織と協力し、互恵関係の発展を通じて潜在的な力を共に発揮し、地域の平和維持に積極的な貢献を果たさなければならない」としている。 「人民網日本語版」2007年6月28日 |