中国国防部は31日夜、北京で中国人民解放軍の創設80周年の記念レセプションを開き、席上、曹剛川国防部長があいさつを述べ、中国の軍隊と世界各国の軍隊との交流と協力を強め、世界平和に新たに寄与していくとの姿勢を表明した。 このパーティーには胡錦涛国家主席、呉邦国全人代委員長、温家宝総理など中国の指導者が出席した。 曹剛川国防相はあいさつで、中国軍隊のこれまでの歴史を振りかえったあと、「中国は平和発展の道を揺るぎなく歩み、独立自主の平和外交政策と防御的な国防政策を終始実施し、世界各国人民と共に、持久的な平和と共同で繁栄する調和の取れた世界を実現させるため努力していく」と強調した。 曹剛川国防相は更に、「中国の軍隊は、最大の誠意を以って、最大の努力を払い、台湾海峡両岸関係の平和な発展を促し、平和統一を勝取っていく。しかし、『台湾独立』を決して容認することはなく、いかなる者の、いかなる名義と方式による台湾を中国から分裂させる行為を決して許さない。中国人民解放軍は、『台湾独立』を食い止め、国家の主権と領土の保全を断固として維持していく決意であり、その能力を備えている」と語った。 「中国国際放送局 日本語部」 2007年8月1日 |