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中国、砂漠化と荒漠化情報プラットホーム完成

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
国家林業局荒漠化観測センターによってつくられた荒漠化情報プラットホームがこのほど‥

国家林業局荒漠化観測センターによってつくられた荒漠化情報プラットホームがこのほど完成した。同センターは10日間ごとに我が国の砂漠化と荒漠化地域に対する降水、土壌の水分の状況、植生の成長状況を観測したデータを林業局に報告し、砂あらしが発生した場合には、その波及範囲、強度、損失などに関する評価報告をも即時に関係責任者に届けられるようになった。同センターの創設により、荒漠化と砂漠化地域の植生や砂あらしに関する情報および砂あらしによる損失を被る状況を的確に把握し、解決策の策定によりどころを提供することが可能となった。

同センターは砂漠化と荒漠化観測情報管理、砂あらしと被災状況評価、荒漠化地域の植生状況と土壌湿度観測などのシステムによって構成されている。観測管理システムは地理情報観測システムを中核とし、砂漠化と荒漠化した土地の情報管理を一つ一つの小さな山と地域へと具体化し、これらの変化に関する情報を定期的に収集している。砂あらしに対する観測とその被災状況評価システムは環境観測と気象衛星の地面観測データを情報源とし、砂あらしの天候に対するリアルタイムの追跡観測を通じて、その発生範囲、影響を及ぼす人口およびその被災状況などを即時かつ的確に観測し、データを提供することができる。荒漠化地域の植生状況と土壌湿度に対する観測システムは、それぞれMODIS遠隔観測データと風雲2号衛星からのリモート?センシング?データを情報源とし、我が国の生態整備の実施と成果を評価するためにリアルタイムの情報を提供している。

国家林業局筋によると、同センターは逐次マクロ観測、敏感な地域に対する特別観測、定位観測という3次元の全国荒漠化と砂漠化観測システムを完成しており、多項目の技術基準を制定し、相継いで第1回、第2回、第3回の全国砂漠化と荒漠化観測作業を完成した。特に第3回観測の成果は我が国の当面の荒漠化と砂漠化対策を実施するための確実なよりどころを提供することに成功している。現在、同センターは近く実行する第4回全国荒漠化および砂漠化観測のために技術的準備をすすめている。

伝えられるところによると、我が国の砂漠化と荒漠化した土地は18の省(直轄市?自治区)に分布しており、それぞれ国土面積の18.12%と27.46%を占めている。

「チャイナネット」2006/03/24

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