首都北京に最も近い草原、シリンゴル草原は、この5年間、合わせて25億元の資金が投入され生態環境の整備に取り組んだ結果、イキイキした活力を取り戻しました。 内蒙古自治区に位置するシリンゴル草原は、長年にわたる放牧と、旱魃に見舞われたことなどによって、北京に飛来する砂ぼこりの発生源となりました。2000年から、中国政府は砂漠化防止や開墾してできた耕地を再び林や草原に戻すという「退耕還林還草」と呼ばれるプロジェクトを実施し、合わせて100万ヘクタールの土地を整備しました。同時に、人工降雨や牧草地帯の改良などにより、牧草が飛躍的に回復しています。 報道によりますと、シリンゴル草原の砂嵐の日数はすでに2001年の28日から2005年の6日まで減ったとのことです。 「CRI」より 2006/03/27 |