現在中国で上場の認可を得た25種類の遺伝子技術産品の中で、吉林省ではそのうちの11種類を生産することが可能である。中国で生産できる35種類のワクチンのうち26種類が吉林省で生産されている。同省科学技術庁筋は、生産量から見れば、吉林省はすでにアジア最大の遺伝子技術医薬とワクチンの生産基地となっている。 伝えられるところによると、吉林省は中国のバイオ産業の発祥地と遺伝子技術による医薬生産の拠点の一つとなっている。現在、吉林省には合わせて232社の医薬企業が7種類、18タイプの1000あまりの製品を生産しており、その製品はワクチン、モノクローナル抗体などさまざまなタイプのもので、現在中国で生産できる品種の63%を占めている。 吉林省はまた漢方薬資源、研究開発能力、産業規模などの面でも比較的優位を持ち、現代漢方薬の生産の発展を加速する地域的特色と条件を有している。 吉林省は漢方薬資源が非常に豊富で、薬用動物および植物、鉱物資源は443科、2790種類以上にのぼり、数量の上では全国的範囲で前列にある。自然資源が充分にある条件の下で、吉林省は漢方薬材栽培(飼育)技術研究室を設立し、漢方薬科学研究室などの漢方薬研究開発公共プラットホームを設置し、漢方薬の栽培から新薬の技術開発までサポートするシステムを構築している。 同時に、吉林省は漢方薬およびバイオ製薬の工業基地をよりどころとして「通化医薬城」、「長春漢方薬及びバイオ製薬産業エリア」、「延辺敦化医薬城」といった3カ所の医薬業集積地を形成しており、吉林省製薬企業そのものの革新能力もさらに強化している。 「チャイナネット」2006/03/28 |