中国工商銀行は26日、同行が発行するあらゆるクレジットカード(牡丹国際クレジットカードを含む)を利用して、「中国銀聯」(中国の銀行間決済ネットワーク運営会社)の業務を国外で受理するサービスを同日から開始することを発表した。同行のクレジットカードがあれば、国外でも銀聯ネットワークを通じて人民元口座を使っての決済や出金が可能になる。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。 同行の関係者の話では、今回同サービスの対象となる地域は、香港、澳門(マカオ)、韓国、ドイツ、オーストラリアなど約20カ国?地域。同行のクレジットカード所持者が、これらの地域で「銀聯」マークのあるPOS端末やATMで決済や出金を行う場合、人民元口座を選んで使うことができるようになる。これまでの「米ドルのみの口座」がもたらす2度の為替レート換算の費用が節約できる。このほか、海外で人民元口座で決済しても、帰国後すぐに人民元で返済することができ、外貨買い付けの手間を省くことができる。さらに、「銀聯」や取引銀行が関連手数料を徴収することもない。 「人民網日本語版」より 2006/03/28 |