政府財政収支の分類改革がこのほど国務院の承認を受け、2007年から実施されることが決まった。政府の収入?支出の内訳や支出の経済構成などを分類することで、政府の資金の使い道を明確に示すことができるようになる。 財政部責任者によると、新たな分類制度は主に次の3点を踏まえたものになる。 (1)収入の分類 政府のさまざまな収入を全面的に、規範に基づき、詳細に反映するため、政府の収入内容を統一的に分類する。 (2)支出の分類 政府の職能と活動に基づき、支出項目を設置する。支出を分類することにより、政府のさまざまな支出の具体的な内訳を明確に知ることができる。 (3)支出の経済構成分類 支出の経済構成分類とは、主にさまざまな支出の具体的な経済構成や、政府財政の具体的な内訳を明らかにするもので、これは財政予算管理や財務?経済の分析にとって重要なツール、手段になる。改革が完全に定着すれば、財政収支の部門ごとの属性に合わせ、財政情報管理システムを通じて、すべての財政収支に対して多元的な位置づけを行い、政府収入の出所や使い道、利用者、利用状況などを明確に説明することが可能になる。また、予算管理、統計分析、マクロ政策決定、財政監督などに向けて、全面的で真実かつ正確な経済情報が提供されるようになる。 同責任者は「現時点では原則として、現行の予算管理モデル、法定支出の審査基準などの予算管理に関する内容を変更せず、改革の穏やかな進行を確保する」と話す。 「人民網日本語版」2006年3月13日 |