中国情報産業部の推計によると、2006年の中国のデスクトップ型とノート型を含めたコンピュータ生産台数は9800万台(そのうち輸出台数は約5800万台)に達する見込みとなっている。ノートパソコンも、ますます個人消費者にとって第一の選択肢となりつつある。 情報産業部経済運営司筋の話では、現在、メーカー各社は異なった消費層のニーズに対応するため、相次いで個性化した製品を打ち出している。例えば、海爾(ハイアール)の目の疲れを軽減するノートパソコン、東芝、聯想(レノボ)のセキュリティ?ノートパソコン、華碩(KAsustek、エーサステック?コンピューター)のテレビ番組を鑑賞できる大画面ノートパソコンなどがそれである。一部の在来の家電メーカー、例えば、海爾(ハイアール)、LG、TCL、夏新電子などが相次いでノートパソコン市場に参入していると同時に、先にノートパソコンの開発を手がけた南方高科、京東方などの企業は市場からの撤退を余儀なくされている。 国内市場において、数多くの海外ブランドが値下げ戦略でさらなるシェア拡大を図っている。2005年において、デルは5999~6999元のローエンド?ノートパソコンを発表し、HP、東芝、エイサー及び華碩はノートパソコンの最低価格を5999元まで引き下げることにした。国際市場においては、デスクトップ型パソコン輸出の平均単価は年初の644ドルから617ドルに低下し、27ドル下がった。 統計データーでは、コンピュータ市場に占めるノートパソコンの比率は絶えず上昇している。2005年の中国のコンピュータ生産台数は8083.8万台で、そのうちノートパソコン生産台数は4564.8万台で、2004年に比べて1814.9万台の伸びとなり、コンピュータ生産台数におけるノートパソコンの比率はすでに56.5%に上っている。 「チャイナネット」2006年3月17日 |