上海世界博覧会事務局と中国東方航空有限会社はこのほど正式にパートナー関係協議書に調印しました。これは、2010年に上海で行われる世界博覧会の企業誘致が正式に起動したことを示しました。 中国東方航空会社は上海世界博覧会の初のパートナーとなりました。14日、上海世界博覧会のマークと"都市が生活をさらに幸せにする"という博覧会のテーマをつけた東方航空の"世博号"航空機が初飛行をしました。上海市の韓正市長は初飛行式で「"世博号"の飛行は、2010年上海世界博覧会市場開発活動が正式に展開され、上海世界博覧会の準備活動は新しい段階に入ることを示している。上海世界博覧会を経済と科学技術成果、文化芸術交流、国際交流の友誼などの舞台にするために、われわれは努力している」と述べました。 韓正市長は「今年、世界博覧会でもっとも重要な準備活動は企業誘致とも言える。上海世界博覧会市場開発の総合計画では、世界博覧会は公開、公平、公正の舞台を作り、内外企業を異なる分野によって世界博覧会の準備と開催に参加させる」と語りました。 現在、上海世界博覧会の市場開発プロジェクトは次々と内外企業に向けて進んでいます。これらのプロジェクトには、ブランドスポンサー、特許生産品の販売、世界博覧会に関する活動とプロジェクトの経営などが含まれています。 “都市が生活をさらに幸せにする”をテーマとする上海世界博覧会は2010年5月1日から10月31日までの6ヶ月間、5平方キロ余りの場所で行われます。上海世界博覧会は、200カ国と国際組織を招き、延べ7000万の内外の観光客を迎えると予測されています。これは、150年の歴史を持つ世界博覧会がはじめて発展途上国で行われるものです。 上海世界博覧会事務局の責任者は「現在、多くの業界の内外企業は世界博覧会の企業出展に積極的な返事を出してくれました。中国東方航空会社は世界博覧会のパートナーとなり、最新のエアバスA340ー600を"世博号"と名づけると共に、世界博覧会の大会カラーである緑とオレンジ色及び東方航空の青色と赤色が組み合わせたテープで"世博号"を飾り、情熱と生き生きした雰囲気を作った」と述べました。東方航空会社の羅朝庚社長は「われわれは"世博号"サービス手本グループを作り、サービスのレベルを高めた。東方航空は厳格な航空安全と効率の高い運行保障、質の高い輸送サービスで、上海世界博覧会にサービスを提供する」と述べました。 上海世界博覧会事務局の黄耀誠副局長は現在の市場開発活動の主な情況を紹介してくれました。黄耀誠副局長は「現在、われわれの重点活動は協力パートナーと高級スポンサーを求めることである。それから、われわれは特別商品の企業誘致をする。世界博覧会という舞台を利用して、企業自身の宣伝をする。われわれの今年の市場開発は著しい成果を収めるだろう」と語りました。 現在、上海世界博覧会のほかの準備活動も順調に進んでいます。例えば、世界博覧会の総合企画の製作はほぼ終わりました。今年6月末に展覧会エリアの住民の移転活動も終わります。 「CRI」より2006年3月20日 |