長期にわたり効果的な農民の所得増加メカニズムの構築を加速し、農民の所得増加ルートを幅広く切り開くため、中国は第11次五カ年計画(2006~10年)中に、農民を対象としたさまざまな育成活動の実施を計画している。農業部が明らかにした。 2010年までに5千万人に農業技術訓練、5千万人に転職就業訓練を行い、計1億人の農民に系統的な育成プログラムを提供する計画だ。これにより、多様な道筋、レベル、形式の育成システムを整備する。農民1人当たり純収入を年平均5%伸ばすよう図り、農民の生活をより改善していく。 目標達成に向け、農業部は農民を農村外で就職させるための指導とサービスを強化し、労働力の供給元、供給先を適切に結びつけ、労働力市場の拡大を図り、農民の労働所得を増やす。また、農村労働力の移動に対するモニタリングを強化し、農民雇用をめぐる総合的なサービスシステムを整備し、秩序ある農村労働力の移転を導く。同時に、農業の産業としての収益力も積極的に掘り起こし、穀物生産に従事するメリットを強化し、農家の継続的な所得増を促す。 「人民網日本語版」2006年3月21日 |