米国のグティエレス商務長官は北京で29日、メディアの質問に対し「米中間の貿易問題は商業の範疇に属すべきで、政治化すべきではない」と表明した。さらに「米中間の貿易は多くの商業資源、雇用、投資などの問題に関わる」と指摘した。 グティエレス長官は29日、米国中国商会と米中貿易全国委員会による朝食会で講演し、米国が対中貿易で大きな利益を得ていることに言及。「米国の消費者はより多くの選択肢を得た。多数の米国企業も中国で利益を得ている」と述べた。 さらに、米商工会議所による調査結果を引用し、調査に応じた米国企業の3分の2が、中国での製品やサービスの範囲を拡大したことを指摘。「われわれは米中間の経済協力が双方に利益のあることを認識しており、一層の進展に期待している」と述べた。 「人民網日本語版」2006年3月30日 |