中国で人工繁殖により育てられた雄のジャイアントパンダ「祥祥」が、3年近くの野生馴化訓練を終え、まもなく自然に帰される。「祥祥」は2001年8月、四川省臥竜中国大熊猫保護研究センターで生まれ、2歳のとき、野生馴化訓練の対象に選ばれた。柵で囲まれた野外環境の中で、3年近くの生活を経て、自力での巣作り、食べ物さがし、縄張りの認識、侵入者の追い払い方など、自然の中で生きる知恵を十分に学んだ。専門家たちは、「祥祥」にはすでに自然に帰る能力が備わったと判断。まもなく野外に放されることになった。 「人民網日本語版」2006年3月31日 |