スイスの文物保護機構が発足させた「新たな七不思議基金会」はこのほど、世界的範囲で1900万人を調査の対象として投票を実施し、最も称賛に値する、最も重要な歴史的な意義のある建築物を選び、それを「新たな世界七不思議」にすることになった。候補として選ばれた21の不思議のうち、4つはアジアのものであった。一回目の投票をもとに、中国の万里の長城が一位に輝き、多くの強敵に打ち勝った。 関係筋によると、世界各地の重要な文化古跡をPRするため、スイスの文物保護機構は「新たな世界七不思議」を選ぶ計画を練っていた。候補としてあげられた21の不思議のうち、7つは最終的に世界各地の人々による数回の投票の結果をもとにして「新たな世界七不思議」となる。 最終的なリストはまだ決まっていないが、今のところ最も人気があるのは中国の万里の長城である。万里の長城は紀元前220年に完工したものであり、世界に現存する最もスケールの大きな人工築造物のひとつである。その次はイタリアのコロシアム。ローマ帝国の全盛期に修築されたコロシアムはローマ人の正確な測量技術を示すものであり、非常に代表性のあるものである。 エジプトのピラミッドは旧七不思議の中で入選した唯一のもの。散らばっているピラミッドの群落は巨石を積み重ねたものであり、往時においては世界に誇るべきすばらしい技術のたまものであった。 候補となったもののうち、順位が前の方にあるアジアのいまひとつの建築物はインドのダジ?マハール。人々の胸を打つ愛の物語でよく知られたダジ?マハールに赴く観光客の多くは、遊びにふけって帰ることを忘れてしまうのである。 評定機構の関連筋によると、投票で古跡を選ぶことを通じて、人々は世界各地の文明興起のプロセスを振り返り、人類が共に擁している歴史と文化をより大切にすることは、この評定イベントの本当の目的であろう。 「チャイナネット」 2007年2月6日 |