陝西、山西、河南、山東の四つの省を流れる黄河の中?下流域の河床の土砂堆積、洪水による災害、水資源の不足などから脅威されている現状にかんがみ、上述の四つの省と武漢区域気象センターは共同で、地域生態系保護を目指す「黄河中?下流水文気象システム」プロジェクトの実施を決定した。 中国国家気象局によると、同プロジェクトは水文気象の観測、予報、サービスの三つの部分からなる。気象、水文などの分野の技術、設備、ハイテク手段に依拠して、豪雨、洪水などを正確に予報し、水資源を観測、分析し、流域の総合整備、流域内の洪水?干ばつ対策をレベルアップさせる。 専門家の予測では、同プロジェクトの構築は黄河中?下流域の気象サービスを技術面からサポートすることになり、全国の水文気象業務の展開のモデルになる。 黄河の中?下流域は人口が密集し、農業が発達しており、食糧生産は中国の経済配置の中で重要な地位を占めている。ところが、黄河流域の現在の生態環境は非常にぜい弱で、水資源の危機にもさらされているのである。 「チャイナネット」2007/02/06 |