先ごろ、中国水利部が編制終了した「2006~2008年小規模水利発電燃料代替生態保護プロジェクト計画」では、全国でさらに広範囲の小規模水利発電燃料代替生態保護テストポイントを展開し、2008年までに全国63.6万人の貧困農民がクリーン「燃料」電力を使用できることを示している。 計画によると、2006年~2008年の間に、全国22省、自治区、直轄市と新疆生産建設兵団の81プロジェクト区が小規模水利発電燃料代替生態保護プロジェクトを展開して、発電出力容量15万キロワット、人口63.6万人、森林保護面積203万ムー(15ムーは1ヘクタール)を予定し、厨房改造、トイレ改造、電気改造、給排水改造、道路改造などインフラ施設整備を相応的に実施する。 水利部水電局の田中興局長は、「2006年、全国ですでに58プロジェクトが展開されており、これらのプロジェクトが完成すれば48万の農村住民の生活用燃料が長期的に解決でき、森林保護面積は約140余万ムーに達する。小規模水利発電燃料代替生態保護プロジェクトは経済、社会、生態の三つのおおきな効益を生む」と説明していた。 小規模水利発電燃料代替生態保護テストポイントプロジェクトは国の生態保護、農民の生計問題の解決、長期的富裕化戦略を考慮して策定された重大な決定である。水利部の長期計画に基づき、2003年にテストポイントを開始し、18年間をかけて全国農村小規模水利発電燃料代替生態保護プロジェクトを基本的に完成する予定である。その時には、1.04億農民の燃料問題が解決できると同時に、毎年、全国農民薪消費量の2/3に相当する1.49億?の薪が保護され、森林保護面積が3.4億ムーに達し、二酸化炭素の排出が2億余トン減少でき、二酸化硫黄の排出が92万トン減少することが可能である。 「チャイナネット」2007/02/27 |