北京市衛生局の広報担当を勤める鄭小虹副局長は5日、健康番組に出演し、同市の小中高生の32%が心理的問題を抱えていると述べた。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。 鄭副局長は次のように述べた。 17歳以下の子供のうち少なくとも3千万人が何らかの情緒障害や問題行動の症状を抱えており、人間関係や情緒の安定性、学習適応などいくつかの方面で、これが顕著に現れている。同市のある調査で、小中高生の32%が心理的問題を抱えていることがわかった。 精神障害問題の50%の原因は家庭によるものといわれる。調査結果によると、70%の保護者が家庭教育において不合格だという。自分の子供の知能レベルや趣味などに対する理解が不足しており、教育の法則に反し、むやみな競争、模倣、「抜苗助長」(成功をあせって方法を誤る)などの現象が見られる。 子供の心理的特徴と深層心理をできるだけ理解し、子供たちがもっとのびのび生活できるような環境作りを市民には呼びかけたい。 「人民網日本語版」2007年2月7日 |