韓国「中央日報」は先般、「足手まといから宝に変わりつつある中国の国有企業」というテーマの論評を掲載した。この論評の主な内容は次のとおり。 数年間にわたる合併?再編を経て、きわめて代表的な中国の国有企業鞍山鉄鋼会社と本渓鉄鋼会社は2005年に年間生産量2000万トンの鞍本鉄鋼グループに統合された。合併を通じて、元の企業に存在していた制度上での抜け穴をふさぎ、低効率を引き上げることを達成した。合併後の鞍本鉄鋼グループは年間収入が1000億元に達し、利潤を上げる企業に成功裏にした。 国有銀行は最も代表的な中国の経営不良企業と見られたこともあるが、今や改革のステップを速めている。中国の四大国有銀行のうち、中国建設銀行、中国銀行、中国工商銀行は上場に成功しており、昨年の純益が581億元となった中国農業銀行は2007年の上場を目指している。 「救いようがない経営状況不良の企業」と見られてきた中国の国有企業は現在、著しい活力を示している。この過程において、中国の国有企業は企業内部の改革を通じて自らを救うことに力を入れるとともに、民営企業との競争の中で再生を遂げた。2006年に中国の国有企業は1.1万億元の利潤を上げ、国有企業が納めた税金はすでに1.2万億元にも達する。これまで、中国政府は歳入をもって国有企業の大幅な赤字を補填してきたが、国有企業の不況脱出は中国にとって喜ばしいニュースと言えよう。「中国経済の全般的な好景気に国有企業のメカニズム調整が加わり、中国の国有企業は今後大幅に利潤を上げることになろう」と専門家は語っている。 「チャイナネット」 2007年2月8日 |