第5回六カ国協議の第3段階会議は11日、4日目に入った。11日の協議では、朝鮮へのエネルギー提供の具体的な量が各方面の関心の焦点となっている。そのほか、六カ国協議ロシア代表団のロシュコフ首席代表は11日夜、会期は残すところわずか1日であるが、共同文書がまとまる可能性は残っていると語った。 伝えられるところによると、朝鮮は核放棄の初期段階の条件として、毎年200万トンの重油と200万キロワットの電力の提供を求めている。これについて韓国メディアは、200万キロワットの電力は1994年の朝米枠組み合意に基づいて朝鮮への建設援助とされた軽水炉2基の発電量に相当するものであるとしている。 朝鮮はまた、1994年のように援助の実施はその他の国?機構に任せるやり方と違って、重油、電力提供への米国の直接な参与を求めている。 朝鮮の要求について、米国の首席代表のヒル国務次官補は専門作業グループの協議での解決を提案している。 日本首席代表の佐々江賢一郎?外務省アジア大洋州局長は、エネルギー提供について、朝鮮の条件は高すぎるものであるとして、朝鮮側が再考しない限り、合意に達することは困難であると語った。 六カ国協議プレスセンターからの情報によると、11日、釣魚台国賓館で首席代表会合が行われ、中国がそれぞれ朝、米、韓、露と二国間協議を行ったが、折衷案はまだできあがっていない。 中国側の秦剛報道官は、現在、焦点は朝鮮への経済?エネルギー協力に関する問題で、各方面のギャップはなお大きいが、関係各側は柔軟な態度で積極的に折衷案を模索しており、それぞれの立場と主張を絶えず調整していると述べた。 「チャイナネット」2007年2月12日 |