チベット自治区では青海省に通じる青蔵鉄道が開通して以来、鉱物開発に第二次産業の発展ポイントが置かれるようになった。自治区政府弁公庁がこのほど出した通知では、チベット鉱物資源の調査段階における環境保護活動の強化に向けて、新たな要求が提起されている。 通知によると、今後チベットで鉱物資源調査を実施する場合は、事前に「鉱物資源調査の環境保護活動プラン」を策定しなければならない。すでに調査許可証(または調査延長許可証)を受理したプロジェクトは、同プランを補足的に策定して、自治区の環境保護行政主管部門による審査と許可を得る必要がある。また鉱物探査作業禁止区域内での調査を徹底的に防止するために、実施計画や予定に従って作業を進めていない調査プロジェクト、同プランが審査と許可を経ていない調査プロジェクト、環境保護対策を実施していない調査プロジェクトなどに対しては、期限付きでの改善や閉鎖を求める。 通知は鉱物資源調査を厳格に制限する範囲を確定した。自然保護区の中心エリアと緩衝エリア(土地の特定利用を定めたエリア)、飲用水の水源保護エリア、重要風景名勝エリア、文化財保護エリアなどでは調査活動を禁ずる。重要な生態機能保護エリアでは調査活動を厳格に制限するとしている。 「人民網日本語版」2007年3月28日 |