ロシアで開催されている「中国年」の重要なイベントの1つである中国国家展は27日、モスクワのクロクス展覧センターで開幕した。 中国国家展は、国外で最大規模の国家クラスの展示会で、展示面積は約2万平方メートルにのぼり、中国の31の省?自治区?直轄市と香港、澳門(マカオ)特別行政区の企業約200社が出展しており、展示内容はエネルギー、機械、自動車、家電、繊維、IT、農業、観光、ハイテク技術、サービス貿易など30余りの産業分野に及ぶもので、1万5000種類の製品、約1000点の写真が展示されている。 中国の胡錦涛国家主席とロシアのプーチン大統領がともに中国国家展の開幕式に出席した。両国のトップは中国国家展が中ロ両国人民の友情をさらに深め、中ロ間の互恵協力を促す重要なプラットフォームになるよう期待の意を述べた。 27日昼ごろ、中国国家展開幕式の後、中ロ両国の企業家らは双方間の21項目の経済協力?貿易に関する取り決めに調印し、合意総額は約43億ドルに達している。呉儀中国国務院副総理とロシアのメドベージェフ第1副首相が調印式に立ち会った。この21項目の取り決めのうち、貿易関連は17件、総額36.95億ドル、経済協力関連は4件、総額5.86億ドルとなっている。 貿易に関する取り決めは、中国からロシアへの自動車、家電、衛生用品、農産物輸出、中国がロシアからの工作機械、ケイ素鋼板の輸入などとなっており、契約金額が最も大きいのは、中国特変電工瀋陽変圧器グループ有限会社のロシアからの冷間圧延ケイ素鋼板の輸入で、総額は4.6億ドルにのぼる。経済協力プロジェクトは、木材加工、造船、鉱産物開発などが含まれている。 中国税関の統計データによると、2006年における中ロ二国間貿易額は334億ドルに達し、そのうち、中国側から158億ドルを輸出し、ロシアから176億ドルを輸入した。両国政府は、2010年をめどに二国間貿易額の600億~800億ドルの達成を目指している。 「チャイナネット」2007年3月28日 |