中国国家林業局の最新の観測で、中国の砂漠化面積は、90年代末の年平均3436平方キロ拡張していた状況から、現在では年平均1283平方キロ減少するまでに変化していることがわかった。砂漠化の勢いはすでに一応の抑制を見ており、砂漠化防止事業は経済発展と農牧民の収入増加をもたらした。 中国の30の省における889の県、旗、区で土地の砂漠化現象が起こっている。中国の砂漠面積は173万9700平方キロメートルで、国土の18%を占めており、4億人近くの生活に影響を及ぼしている。砂漠化が毎年引き起こす直接的な経済損失は500億元以上に達する。 ここ5年間、三北(東北地区、華北地区、西北地区)防護林プロジェクト、北京市?天津市付近の砂嵐の発生源整備、退耕還林(耕地を林に戻す)などの一連の砂漠化防止重点プロジェクトが行われ、全国の砂漠の20%に様々な対策がとられた。重点整備地区の林や草地の被覆率も20ポイント以上増加している。砂漠化の深刻な西部地区における森林被覆率は5年前の9.03%から12.54%に向上し、4ポイント近く増加している。 「人民網日本語版」2007年3月30日 |