現代社会の都市生活の特徴として、競争の激化と仕事に対するプレッシャーの高まりが挙げられる。上海市でこのほど実施された78世帯?875人を対象とした調査によると、87%の世帯が「プレッシャーを感じる」と回答しており、特に経済的に弱い世帯や中年層が、多層的かつ累積的なプレッシャーを感じているという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 同調査は、上海の世帯にかかるプレッシャーの状況、影響要因、対応策などを明らかにし、分析することを目的として、上海市婚姻家庭研究会が実施したもの。調査結果によると、人々がプレッシャーを感じる上位5項目は▽子供の教育費▽経済的困窮▽一時帰休(レイオフ)、失業▽住居の問題とローン返済▽家族の病気?障害――だった。 失業や仕事をめぐるプレッシャーは、女性より男性が強く感じ、家事労働についてのプレッシャーは、男性より女性がはっきりと感じている。若年の高学歴者は、仕事の忙しさや学習の難易度の高まりなどに特にプレッシャーを感じ、51歳以上の中?高齢者の世帯では、親や家族の病気?障害に関する負担が重いことがプレッシャーになっている。 「人民網日本語版」2007年2月28日 |