北京市は今年、オリンピック食品の安全についての追跡管理システムを構築する予定で、RFID(Radio Frequency-Identification、微小な無線チップにより人やモノを識別?管理する仕組み)による読み取り、書き込み、暗号化通信などの機能を利用するほか、運搬車輌に設置されたGPS(全地球測位)システム、温度?湿度などの自動記録装置と連携して、生産地から加工企業、物流配送センターを経てオリンピック村に至るまでの全行程でのコントロールを行う。 同市は今年、主要食品の安全追跡システムを全面的に推し進め、市食品安全弁公室に市全域をカバーする食品安全追跡管理データセンターを設立する。同センターでは、各種食品の安全追跡情報の収集、調査、分析、評価、追跡、警告を行う。このほか、市の農業局?工商局にそれぞれ野菜?果物、動物、包装食品の3系統からなる下級機関を設け、果物、野菜、水産、家畜?家禽、卵類、包装食品など主要食品類の栽培、養殖、生産加工、物流配送などの要所を管理する。28日開かれた北京市食品安全作業会議で明らかにされた。 同市はすでにオリンピック食品安全管理コントロールシステムを立ち上げ、中国語?英語の2言語を使ってシステムを徹底させ、オリンピック食品及びその供給企業が安全基準に符合しているかどうかの監督を行っている。 「人民網日本語版」2007年3月1日 |