温家宝総理は2月28日、自民党の丹羽雄哉総務会長と中南海の紫光閣で会談した。 温総理は、昨年10月の安倍首相の訪中以降の、中日関係の改善傾向を前向きに評価し、「双方の共同努力の結果であり、両国人民と国際社会にあまねく歓迎されている」と述べた。また今年が中日国交正常化35周年にあたり、両国関係の一層の発展の重要な契機であることを指摘。4月に予定されている訪日について「双方の共同努力を通じて、中日関係の改善と発展を引き続き推進し、両国人民に幸福をもたらすことが目的だ」と述べた。さらに「中日は、和すれば共に利し、闘えば共に傷つく。両国政府は両国と両国人民の長期的利益、地域の平和?繁栄維持の大局に立ち、政治的な相互信頼を高め、互恵協力を強化し、長期安定的な善隣友好関係を構築するべきだ」と強調した。 丹羽会長は「日中関係はいま、かつてない発展のチャンスを迎えている」と指摘。「温総理の4月の訪日は非常に重要な意義を持つ。日中は一衣帯水の隣国であり、地域の安定維持と共同発展の促進において、責任を共有している。日本の政府、与党は、両国の戦略的互恵関係の発展の成果を国際社会と両国国民に示し、環境保護?衛生分野における互恵協力のたゆまぬ深化を促していくべきとの認識で一致している」と述べた。 「人民網日本語版」2007年3月1日 |