「中国結婚産業発展調査報告2006~2007」が3日に発表された。それによると現在の中国において、結婚には少なくとも12万元が必要だということが明らかになった。中国結婚博覧会組織委員会が2006年、全国の6万組の新婚カップルに対して調査を行ったところ、結婚にかかる費用は平均で12万5081元に達した。さらに車、新居などを購入した場合は55万7478元に達する。 「報告」によると、結婚費用が最も高い地方は華東地方で、車?新居を購入しない前提でも13万元が必要という結果だった。上海を代表とする華東地方は北京を代表とする華北地方と違い、新居のリフォームに高額を費やす傾向にある。これに比べて華北地方は結婚写真、披露宴、ハネムーンなどに多額の費用をかけるようだ。 このような巨額の出費に対し、多くの新婚カップルが資金不足を免れない。調査によると、回答者の86%の月収が8000元に満たず、うち、ほとんどが5000元以下となっている。中国結婚博覧会データセンターの廖俊国主任によると、「結婚費用は親が出す」というのが現在の多くの新婚カップルの選択肢だという。 「人民網日本語版」2007年3月4日 |