中国文化書院緑色文化分院(自然の友)が編集した「2006年:中国環境の変化と対策」がこのほど、社会科学文献出版社から出版された。緑書では、2006年の最も一般的で最も深刻な問題は、農村の飲用水の安全問題であると指摘している。少なくとも全国3億2千万人の飲用水に安全上の問題があるとした。「新京報」が伝えた。 同緑書の楊東平編集長は「中国の約70%の河川が汚染されており、都市に流れ込む90%の河川の水質は汚染状態が深刻」と述べる。 国家環境監視測定センター本部が2006年に発表した報告によると、重点都市の14%で、水質が基準に達しておらず、重点都市に必要な水量の32%が基準に達していない。農村では農業従事者の34%が安全基準に満たない飲用水を使用しており、農村の飲用水の合格率はわずか60%であった。調査によって、全国3億2千万人の飲用水の安全に問題があることが分かった。 「人民網日本語版」2007年3月13日 |