中国旅行・ツアーは旅情中国におまかせください
現在地: ホーム > 中国ニュース >

6カ国協議、「行動対行動」を開始

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
朝鮮半島の核問題をめぐる第6回6カ国協議が、19日に北京で開幕する。03年8月の‥

朝鮮半島の核問題をめぐる第6回6カ国協議が、19日に北京で開幕する。03年8月の第1回協議から現在に至るまで、紆余曲折を経ながらも、この多角的外交の舞台は、次第に国際社会全体の注目と称賛を得てきた。あたかも山頂への登攀のように、上へ登るほど苦難も増し、その一歩一歩が目標達成の成否に関わってくる。第6回6カ国協議がより実務的な特質を持つのは、このためだ。(文:温憲?「人民日報海外版」高級編集員)

今回の6カ国協議の開催に先立ち、国際舞台では朝鮮半島の核問題をめぐって、さまざまな2国間?多国間外交活動が展開された。国交正常化に関する朝米?朝日の2国間作業部会のほか、朝鮮半島非核化、経済?エネルギー協力、北東アジアの平和と安全のメカニズムに関する3つの多国間作業部会も相次ぎ始動した。また、エルバラダイ?国際原子力機関(IAEA)事務局長が招請を受けて訪朝した。第5回6カ国協議?第3段階会議における前向きな成果は、日増しに良好な波及効果を現している。

関係各国が第6回6カ国協議を前に特に活発に動いているのは、共同文書「共同声明履行の初期段階措置」が各国に行動を義務づけていることによる。会議の開催から継続の努力へ、対話の維持から相互信頼?理解の構築へ、共通認識の積み重ねから合意事項の共同実施へと、6カ国協議は歩みを続け、すでに「口頭対口頭」「承諾対承諾」の段階から、極めて困難な中を「行動対行動」の段階へと到達した。平和的手段による朝鮮半島非核化の早期実現は、関係各国の共通の目標であり、意志である。現在のカギは、すでに目標が確定した状況の下で、6カ国が「行動対行動」の原則に基づき、協調的な措置を講じ、初期段階で平行実施すべき各行動を着実に履行していくことだ。

共同文書「共同声明履行の初期段階措置」に基づき、朝鮮による核放棄は他の各国による支援と互いに連係し、相補的に実施される。また、6カ国協議のプロセスが深まるに伴い、IEAIとの関係回復も必要となってくる。第6回6カ国協議では、初期段階措置の協調性を確保するため、各作業部会の進捗状況を精査し、初期段階の具体的措置を細分化し、次段階の共同声明履行のロードマップを議論することが課題だ。協議?協調?協力が今回の6カ国協議の主旋律となる。

6カ国協議に寄せる期待は、なお平常心に基づくべきだ。1回1回の協議を経て積み重ねられた難関の攻略、第5回6カ国協議?第3段階会議における成果に、人々が安心と楽観を抱くのは当然だ。だがそれよりも、朝鮮半島の非核化が変数に満ちた囲碁の過程であることを、冷静に見つめなければならない。実際の行動によって核を本当に放棄してこそ初めて、朝鮮半島の非核化プロセスは実質的なステップを踏み出したと言えるのだ。

「人民網日本語版」2007年3月20日

上げる
(0)
0%
下げる
(0)
0%
------セパレーター----------------------------
感想・意見を書き込み
違法、他人を中傷する記事は管理者の判断で予告無く削除されます。
評価:
【絵文字 気持ち】 :
ID: 文字の確認:別の文字を表示
最近のコメント コメントの詳細ページへ>>
お勧め内容