2010年5月1日から10月31日まで上海で開催される2010年世界博覧会(上海万博)の来場者は、延べ7千万人と予想されている。上海万博総計画師の呉志強氏はインタビューに応じ、「今回の万博は従来の万博と異なり、都市の中心部での開催だ。185日間の開催期間中、都市中心部への来場者は1日あたり平均40万人、ピーク時には80数万人と予測される。これら来場者の輸送方法が、最も解決が難しい問題となっている。これは、大都市の中心部に毎日都市1つ分の人口を運び込み、その後再び運び出すという作業に相当し、この作業が連続185日間続くことになる」と述べた。「新京報」が伝えた。 呉氏によると、第1のポイントは、外部に設けられた入場口だという。自家用車用道路を上海外環状線と中環線付近に設け、そこにシャトルバスへの乗り換え場所を設置する。シャトルバス乗車時に入場券の検札を済ませる。来場者はバスに乗った時点で、万博パーク内に入ったことになるため、都市の中心部における交通圧力が削減される。 第2のポイントは、来場者が入場する際に、会場内に設けられたさまざまなエリアへ直接入場することで、入場口での来場者の待ち時間を減らすことだ。 このほか、来場者の50%近くが地下鉄で、約35%がバス?電車で、5~8%が水上バスで来場する見通し。万博は原則として自家用車での来場を禁止している。大型観光バスとシャトルバスだけが、万博園区周辺での駐車を許可される。 「人民網日本語版」2007年3月20日 |