外交部の劉建超報道官は昨日(22日)午後の定例記者会見で、温総理の今回の訪日は非常に重要な訪問で、「氷を溶かす旅」というものであり、両国関係の発展にとってよいこととなろうと語った。 最近のマスコミは日本に関する報道が増えている。これは温総理の訪日のために政府がつくり出した雰囲気なのか、一般の人々が日本に対する関心の度合いが高まったのか、胡錦涛主席は日本の与党代表団と会見し、安倍首相も同代表団の訪中を高く評価している。中国側は安倍首相の姿勢をどう見るか、中日間係は良好な方向へ発展しているのか、これまでの中日間係と比べ、どの面で変化が起こっているのか、などの記者の質問に対して、劉報道官は次のように答えた。 マスメディアには報道のテーマと報道の仕方を決める権限を有している。温総理の訪日の期日が近づくにつれ、マスメディアが日本に関する報道を増やしているのは自然のことであろう。今回の訪問は非常に重要なもので、総理の言葉を引用すれば、昨年の安倍首相の訪中は「砕氷の旅」であり、温総理の訪日は「氷を溶かす旅」となるであろう。国内の人々やマスメディアが中日間係に注目することは両国関係の発展にとってよいことであり、両国関係の改善と発展は人民大衆の支持から離れることはできない。 中日双方はともに温総理の今回の訪日が具体的な成果を上げ、成功し、両国関係の健全かつ安定的で、前向きの発展を促すことができるよう期待しており、われわれも今回の訪日のために着実な準備をおこなっている。 昨年10月の安倍首相の訪中は「砕氷の旅」と言われ、中日間係が良い方向へ向かって発展していることを意味し、「氷を溶かす旅」と言われるのは両国関係になお解決が待たれる問題が存在することを意味している。双方は引き続き政治、貿易、文化、科学?技術?教育などの分野における人的往来と交流を促し、両国関係を着実な社会的基盤の上で発展させていかなければならない。温総理の訪日が成功し、日本側の積極的な対応と協力が得られるよう、われわれは続けて努力していく。 「チャイナネット」2007/03/23 |