中国の温家宝総理は、26日、北京で、「温室ガスの排出量を規制するため、中国は国際社会と共に、気候変動の対応における国際協力の強化を通じて、エネルギー利用率を高め、クリーンエネルギーを開発していきたい」と強調しました。 これは、ノルウェーのステルテンベルグ総理と会談した際述べたものです。席上、温家宝総理は、「中国は『京都議定書』に賛成する。議定書は、発展途上国に対して排気ガス減少の指標を定めなかったものの、中国政府は、責任のある態度で、果たすべき義務を履行していく」と述べました。 これに対して、ステルテンベルグ総理は、「現在、世界の環境汚染は、主に先進国の工業化によって引き起こされたものである。先進国は、発展途上国の温室ガス排出量の減少に援助を提供する義務がある。ノルウェーは、投資の増加や技術の譲渡などを通じて、中国の排気ガス減少の目標達成を支援する」と、強調しました。 「中国国際放送局 日本語版」 2007年3月27日 |