黒竜江省水利庁によると、今年は予防監督、監視測定予報、総合整備などの措置により黒土区の水土流失面積240万ムー(15ムーは1ヘクタール)を整備し、2010年までに全省の新増水土流失整備面積1200万ムーを達成する見通しを立てている。 近年、黒龍江省は東北黒土区水土流失防止総合整備プロジェクトを全面的に開始し、水土整備によって土壌の畜水、沃土保護能力の回復を図っている。黒龍江省は農民による黒土整備の成果を重視し、プロジェクト法人制、監視管理制、入札制、契約制の導入を通してさらに整備された全省の水土保持監視測定ネットを構築している。2006年度の全省水土流失整備面積は245万ムーとなり、水土流失整備プロジェクトの資金調達、施工労働力、プロジェクト占有地などの難題が解決されつつある。 知るところによれば、黒竜江省は「第11次五カ年計画」(2006~2010年)期間に初期的規模の水土保持監視測定ネットワークを構築する見通しである。同時に全省で大流域を中核とし小流域を一単位、県を実施単位とした水土流失総合整備業務を展開する。「第11次五カ年計画」計画の末期までに、黒竜江省はすべての林地の保護、15度以上の傾斜地耕地の計画的減反還林還草を実現し、保護区内の植生破壊を完全に予防して、水土保持プロジェクトの完全整備率80%以上を確保すると共に現有の整備成果を保護する。 「チャイナネット」2007/03/20 |