中国半導体業界協会の俞忠鈺理事長は先般、上海で開催された「2007中国半導体市場年次総会」で、2006年度に中国は日本、アメリカを追い越して世界最大のIC市場となったと表明した。 2006年度に中国の全半導体市場規模は5800億元を突破したが、その絶対部分をICが占めている。2006年度中国IC市場売上高は27.8%増の4862.5億元に達している。 中国IC産業の規模は、20世紀90年代初頭の10億元から2000年までの10年弱の期間に100億元を突破し、その後わずか6年間で100億元から千億元にまで拡大した。 国内、国外半導体市場が急成長を続ける中、2006年度の中国IC産業は新たな高度成長期の軌道に乗り、国内IC総生産量は36.2%増の355.6億個に達している。伸び率から見ると、2006年度国内IC産業売上高の増加幅、総生産量の増加幅は2005年度の同増加幅28.8%、19%と比較して増加幅が大きく向上している。 情報産業部中国情報産業発展研究院(賽迪集団)所属の賽迪顧問は、2007年~2011年の5年間に、中国IC産業の売上高の年平均複合増加率は27.7%で、2011年までに中国IC産業の利益は3000億元を突破し、3415.44億元に達する見通しであるとの見解を示した。そうなれば、中国は世界の重要なIC生産基地の一つとなるであろう。 「チャイナネット」2007年3月22日 |