2011年11月16日午前9時40分ごろ(現地時間)、中国甘粛省慶陽市正寧県楡林子鎮“小博士”幼稚園送迎のスクールバスと石炭を運んでいた大型トラックが衝突した事故は、死者が1人増え〔同日午後3時20分ごろまでに、新たに確認され〕、死者は20人に増えた〔ドライバ1人、女の人の先生1人〕。 治療中の丹ちゃん 負傷した44人は全員園児で、最年長は6歳、最年少はまだ3歳という。
甘粛省で幼稚園児の送迎バス事故は定員9名のところ60名乗車していた。 警察では事故原因について現在詳しく調査を行なっているが、一部報道によると事故当時、現場は霧が非常に濃く見通しが悪かったためばすが逆車線側を走っていたため衝突したのではないかと伝えられている。 事故現場 ところで、2011年8月29日までに、中国教育部は、自動車の普及に伴う交通事故の増加を受けて、スクールバスの普及と運営管理制度の整備を目的に、全国6カ所で小中学校用スクールバスの運用モデル事業を行うと発表した。
今回モデル地域に指定されたのは、浙江省湖州市徳清県、山東省威海市、同濱州市無棣県、遼寧省本渓市桓仁県、黒竜江省鶏西市、陝西省西安市閻良区の6カ所。 今後は当局の指導の下、スクールバスの管理運営モデルをまとめ、専用の運営会社を設立することで、違法なスクールバスの撲滅を目指す。さらに関係部門の責任を明確化し、車両の購入、運行、メンテナンスにかかる費用を地方財政の予算に組み入れて、運営資金を政府が保障することで、スクールバスの普及を進める方針だ。 教育部の規定では、幼稚園、小学校、中学校のスクールバスについて、安全性を確保するためリース車両やレンタカーの使用を禁止しており、運行時には必ず教員が同乗するよう求めている。 アメリカ製の安全機能が高い学校送迎バスは徳清県で運行している。 |