「炎帝神農中国医薬(漢方医薬)発展フォーラム」が12日、広州市で開かれ、中国伝統医薬業界から代表約500人が参加した。フォーラムでは「中国伝統医薬発展広州宣言」が発表され、中国伝統医薬の廃棄に断固とした反対を示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 「宣言」には、むやみな「西洋化」への反対、科学技術革新の堅持、知的財産権の尊重などが盛り込まれた。中国国内ではこのところ、「中国伝統医学の廃棄」を唱える人が出ている。中国工程院院士(アカデミー会員)でもある浙江大学薬学院の李連達院長は、「中国国民の病気予防のうち、漢方?西洋がそれぞれ半分ずつを占めており、中国の人口の約半数は中国伝統医薬のサービスを受けている」と述べる。しかし李院長は同時に、中国伝統医薬には内的?外的不安が両方あり、発展に不利になっていると認めた。中国医薬は独自革新力が足りず、学術体系も発展が待たれる。「中国医薬は国際的にも残念な地位にあり、100以上の国と地域に市場はあるものの、世界の医薬、保健品の主流に参入することは常態的に難しい状況」という。 「人民網日本語版」2007年5月13日 |