国家海洋局によると、15年にわたる発展を経て、わが国の海洋科学調査は資源の種類、区域の調査、作業の内容という三つの面で戦略的な転換を実現した。 海洋科学調査はわが国の海洋事業の重要な構成部分である。中国大洋協会によると、現在、わが国の国際海底区域科学調査は多金属硫化物や深海生物遺伝子などさまざまな資源に関する総合調査へと進展し、調査区域は太平洋から三大海洋まで広げられ、調査の内容も単なる資源調査から資源、学術、技術、能力、法律など多分野における同時実施への転換が実現した。現在実施中の19回目の大洋調査は突破的な進展を遂げ、南西インド洋海域で初めて海底熱液体の硫化物活動区域を発見した。この発見はわが国のこの分野における突破であるばかりではなく、国際的にもこの分野の空白を埋めることに成功した。海洋科学調査事業の発展はわが国の国際海底区域調査における発言権を強化し、わが国の海底区域権益の確保を効果的にサポートすることになった。2007年に、中国大洋協会は海洋での調査、装備についての研究開発と管理、基礎的能力の向上など8項目の主体的な調査研究作業を全面的に推し進めていくことになっている。 「チャイナネット」2007/05/17 |