開催中のアフリカ開発銀行(ADB)グループ年次総会によると、中国とアフリカ諸国との貿易は、無償援助から利益重視へ、政府主導から企業中心へ、初期貿易から技術貿易へと変化しつつある。アフリカに投資している中国企業は現在800社以上あり、政府によるプロジェクトが多い。2006年末までの中国による対アフリカ投資は117億ドルに達している。 技術協力と人材育成の重視と、被援助国の独自発展力の増強が、中国?アフリカ貿易の注目点となっている。華為技術公司の担当者によると、昨年の同社のアフリカにおける売上高は20億8千万ドル、現地で1500人を雇用しているという。また、ナイジェリア、ケニア、エジプト、チュニジアで現地の人材育成センターを設立した。 中国とアフリカ諸国の金融協力も新たな段階に入った。中国銀行は10年前に率先してザンビアに進出、ここ2年間は利益が大きく拡大している。中国国家開発銀行は昨年、アフリカの4カ国に組織立ち上げを計画したが、業務拡大が速まったため8カ国に設立することになった。今年はこれを18カ国に増やす計画だという。 「人民網日本語版」2007年5月17日 |