欧米メディアが大きく取り上げている、中国が?米ドル投売り?と脅かす発言に関して、新華社が12日、中国人民銀行(中央銀行)の関係責任者を取材した。 人民銀行の関係責任者は下記のように述べている。 米ドルは国際貨幣の中でも重要な地位にあり、米国の金融市場は大きく、流動性も高い。また、米国政府が発行した債券を含む米ドル資産は、中国の外貨貯蓄の重要な部分になっている。 中国は国際金融市場において責任ある投資者であり、外貨貯蓄の管理を安全、流動、収益を主として経営目標としている。常に長期にわたる戦略的な計画をもって、対外的な経済の発展や国際貨幣の発展変化、国際資本、外貨市場の変動情勢等の数々の要素を鑑み、貨幣資産の構造を定めていかなければならない。 また、中米両国には密接な貿易関係があり、これは両国の経済だけでなく、世界経済にとっても安定した発展に影響する。我々は中米貿易の調和の取れた発展を一貫して重視かつ積極的に促進し、正規のルートをもって交流を行い、中米戦略経済対話枠組みなどを通し、お互いの理解を深め、協力をさらに強め、中米両国の経済発展を促し、両国の国民に利益をもたらすよう努力している。 「人民網日本語版」2007年8月14日 |