29日、イギリスの『ファイナンシャル?タイムズ』紙は中国の証券市場を論評した記事を掲載し、香港で上場した一部の銘柄を算入すれば、中国の証券市場の時価総額はすでに日本の証券市場を上回ったことを明らかにした。これは中国証券市場のこれまでの18カ月にわたるブルマーケットのたまものであると見られている。株式指数が大幅に値上げを続ける背景のもとで、中国大陸部の株式の時価総額ははじめてGDP総額を追い越すことになった。 『ファイナンシャル?タイムズ』紙が引用した関連の統計データによると、28日の大引けのときの日本の証券市場の時価総額は4.7億ドルで、香港証券取引市場に上場した大陸部の企業を算入した中国証券市場の時価総額は4.72億ドルに達し、中国の証券市場の時価総額がはじめて日本を上回ったことが分かった。 クレディ?スイスのアジア?チーフエコノミストの陶冬氏は今週、中国の資本市場を長期的に楽観視しており、2017年までに、中国のA株市場の時価総額は4.5兆ドルに達し、世界でトップスリーとなるのではないか、という見解を示した。 最近、中国大陸部の証券市場の取引額はアジアの他の証券市場の取引総額を上回るものとなった。陶冬氏が示したデータによると、今年5月に、上海?シンセン両市場のA株の日間取引額は416億ドルに達し、これは日本、韓国、台湾地域、香港及びシンガポールの証券市場の取引総額に相当するものである。取引額の急増は、近年の中国資本市場が目覚しい発展を遂げていることを裏付けている、と陶冬氏は見ている。 個別銘柄の時価総額を見ると、昨年、香港と上海証券取引市場で上場した中国工商銀行は、銀行としては世界一となっており、中国人寿(生保)は世界一の生命保険会社となっている。 ?チャイナネット?2007年8月30日 |