中国の呉儀副総理は、このほど、「中国は、都市部住民の基本医療保険のモデル事業を推進し、仕事をしていない都市部住民の基本医療保険の問題を解決していきたい」と述べた。 仕事をしていない都市部住民の基本医療保険の問題を解決するため、中国は、今年から都市部住民の基本医療保険のモデル事業を始めた。モデル地区では、都市部職員の基本医療保険制度に加入していない幼児、小中学生や無職の住民は、この医療保険制度に加入することができる。 この事業を推進するため、中国国務院は、このほど、南昌、鎮江などで座談会を開いて、関係者から意見を聴取している。呉儀副総理は、座談会の席上で、「このモデル事業を実施するにあたっては、個人の意見を尊重し、各レベルの政府が、資金を拠出し、都市部住民が重い病気にかかった場合の医療ニーズに重点的に応える」と強調した。 「中国国際放送局 日本語部」より 2007年7月8日 |