国家林業局の賈治邦局長は17 日、国務院新聞弁公室で記者会見し、中国の森林は地球温暖化防止に大きく貢献しているとの認識を示した。「新華網」が伝えた。 賈局長は「中国の森林資源増加に伴い、二酸化炭素の年間吸収量も毎年増加している」と指摘。専門家の試算では、2004 年に中国の森林は、全国の温室効果ガス排出量の8%に相当する二酸化炭素 5億トンを吸収したという。 中国政府は長期にわたり義務的植樹、人工造林、山の閉鎖による森林形成、若い林の保護など、林業分野で一連の重点プロジェクトを実施した。国民義務植樹運動を開始して 26年間で、植えられた樹木は492 億本に達した。また、森林資源保護区と自然保護区の設置も成果を収めた。全国の自然保護区は2349カ所で、国土面積の 15.2%を占めた。 一連の緑化政策により、中国の森林面積は1 億7500万ヘクタール、森林面積が国土に占める割合は18.21 %に達した。賈局長は「植樹造林と森林保護で、中国の森林面積は大幅に増えた」と指摘した。 中国政府は今後、温室効果ガスの直接削減(工業排出)と間接削減(森林による二酸化炭素吸収)により、世界的な気候温暖化の防止に貢献していく方針だ。 「人民網日本語版」2007 年7月18日 |