全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は17日午後、日本の河野洋平衆議院議長(日本国際貿易促進協会会長)と人民大会堂で会談した。 呉委員長は「中日関係の良好な発展は、両国、および両国人民の根本利益に合致するだけでなく、当地域の各国が望んでいるものだ」と指摘。「『中日共同声明』など3件の政治文書の原則を恪守し、歴史問題や台湾問題など両国関係における敏感な問題を適切に処理することが、両国関係の健全で安定した発展にとって非常に重要な意義を持つ」と強調した。さらに「今年は中日国交正常化35周年にあたり、中日文化スポーツ交流年でもある。両国の政治家、各界の有識者、民間の友好団体が両国関係の長期的発展という戦略的見地に立ち、契機を捉え、豊富で多彩な、さまざまな形式の友好交流活動を積極的に展開し、両国人民の相互理解と友好感情を増進し、中日友好の社会的基礎を打ち固めることを希望する」と述べた。 河野議長は「日中関係は発展の正念場にある。両国の政府、議会、民間団体による努力を経て、日本では、中国との長期的で安定した友好的な協力の展開を、心から望む人がどんどん増えている」と指摘。「日本の民間の主要な対中友好団体の1つとして、日本国際貿易促進協会は引き続き、日中友好交流?協力の強化に向け、さらに積極的な努力をしていきたい」と述べた。 「人民網日本語版」2007年7月18日 |