先日発表された2006年世界創業調査の中国報告において、100人の18歳から64歳の中国成人のうち、16.2人が創業3年半に満たない企業で仕事をしていることがわかった。世界企業調査の対象となった42カ国の中で中国は米国、日本、オーストラリアなどを抜いて世界第6位になった。「北京晩報」が伝えた。 清華大学中国創業研究センターが発表した今回の報告によれば、現在中国は世界で最も創業が活発な国の一つになっている。ただし、中国の創業類型の分布は「生存型創業」(個人の生計の手段としての商売を創業すること)に傾いている傾向があるとした。 25歳から44歳が創業活動に参加するもっとも多い年齢層で、18歳から24歳の若者が占める割合は、昨年の時点で20%近くになっている。性別でいうと、男性による創業は日増しに「機会型創業」(発展と拡大を目的とした企業を設立すること)が増えており、女性はより「生存型創業」に偏る傾向がある。さらに高等教育を受けた人による創業活動の比重が年々上昇し、昨年では20%を超えている一方、初中等教育を受けた人が、やはり創業者の主体を担っている。 中国の創業者のうち、60%の創業資本が5万人民元以下で、そのうち18.2%の創業資本は1万元以下。創業の資金は一般に比較的低額となっている。 「人民網日本語版」2007年7月26日 |