国土資源部地質環境司の姜建軍司長は25日中国政府サイトのインタビューを受けた際、今年上半期の地質災害について次のように語った。 今年上半期は全国で2690余りの地質災害が発生し、199人が災害で死亡するか行方不明となり、直接の損失は6億元以上に達することになった。それでも、昨年同期より直接的な経済損失は60%減り、死傷者の人数は74%減った。 6月以来、地質災害は深刻な様相を呈し、災害の発生は豪雨と関係がある。6月下旬から安徽、重慶、四川などわが国の南方地域の降雨量が多く、7月に入ると、四川省の達州、巴中、広安、南充、内江など15市55県が豪雨に見舞われ、達州、巴中、広安だけでも1300余カ所で地質災害が発生した。 災害による被害が減少した原因について、各地は地質災害発生の予報に成功したことにあると語った。今年上半期に153の災害の予報に成功し、7000人あまりの死傷が免れたと見られている。7月以来、四川と重慶では17の地質災害が回避され、3900人の死亡が回避された。被災対策の任務は依然として厳しいが、被災による死傷と経済損失は減っている。 「チャイナネット」2007/07/27 |