国家発展改革委員会(発改委)の張暁強副主任は、29日の「中国フォーラムーー持続可能な成長の実現?融資と投資のチャンス」の席で、国は次の4つの面で金融企業を含む中国企業の対外投資や国際経営をサポートする方針を明らかにした。 1、 政策的環境を整備すること。 企業の対外投資の規範化をはかり、国情を踏まえ、関連計画と産業別?投資先国別政策を制定し、中国の対外投資と国内の産業構造調整とリンケージさせると同時に、対外投資活動への指導や協調を通じて、中国企業の海外投資における過度競争を防ぐ。 2、 海外進出市場主体の育成の重視。 金融、為替関連政策を完璧なものにし、比較優位のあるさまざまな所有制の企業による対外投資、国際経営の展開を奨励する。規模の面では、国は大企業の海外進出を奨励すると同時に、条件の整った中小企業の海外進出をもサポートする。 3、 企業が法律に基いた経営を行うよう促すこと。 中国企業は関係国?地域の法律?法規を順守し、現地従業員の合法的権益や現地投資パートナーの合法的権益を保障するなど相応の社会責任を果たすよう促す。 中国企業の海外投資において、環境や資源への保護を重視し、現地の社会?民生事業に尽力することを求める。これにより、企業の海外進出は、中国企業の発展の空間をさらに広げるだけでなく、関連地域にもより多くの雇用機会や税収をもたらすことになる。 4、 政府間国際協力の強化。 政府間の二国間、多国間の投資協力促進メカニズムを通じて、関係国との二国間投資保護協定の締結を目指す。現在、中国はすでに118カ国と二国間投資保護協定を締結しており、今後より多くの投資保護協定、二重課税、司法協力、検査?検疫などにおける政府協定が締結されるよう努め、中国企業の対外投資の展開にプラスとなる条件を作り出す。 「チャイナネット」2007年12月3日 |