外交部の定例会見で4日、秦剛報道官が国内外の記者の質問に答えた。 ――第3回中米戦略経済対話が今月中旬に開催される。中国側は今回の対話に何を期待するか。米経済界からは過去2回の対話はいずれも余り成功しておらず、今回も成果は見込めないとの声も聞かれるが、これをどう受け止めるか。 あなたが取り上げたのが米国のどの当局、あるいはどの業界の人物の発言なのかよくわからないが、われわれと米側の接触、および米側の公的な態度表明からは、米側が中米戦略経済対話を高く、積極的に評価していることが見てとれる。中国側は中米戦略経済対話は中米関係の発展と両国の協力深化の過程における重要な制度であり、場であると考えている。中米戦略経済対話の設置は両国首脳の重要な合意だ。中米が戦略的な相互信頼を強化し、相互理解を増進し、各分野の協力を深めることは、両国の根本利益に合致し、また世界の平和?安定?発展にもプラスだ。双方は中米戦略経済対話を通じて、両国関係中の全局的?長期的?戦略的な経済問題について率直かつ誠実に意見を交わすことができ、中米戦略経済対話が両国の経済関係、さらには全体的な関係において発揮する役割は日増しに重要度を深めている。われわれは米側と共に引き続き努力し、近く開催される次回の戦略経済対話を成功させることで、理解と相互信頼の増進、協力の促進、両国の経済?貿易関係と建設的協力関係の健全な発展の促進という目的を果たすことを望んでいる。 「人民網日本語版」2007年12月5日 |