中国青年報社会調査センターは今月初め、オンライン調査プラットフォームの題客調査網と騰訊網を通じて、大学生約2400人を対象に留学に関する調査を行った。その結果、次の点が明らかになった。 (1)大学生の80%以上が留学を希望し、希望しない学生はわずか16%だった。希望する理由で最も多かったのは「視野を広め、キャリアアップをはかる」で全体の70%を占めた。次に多かったのは「自分の専門分野では中国より海外での研究が進んでおり、海外に出なくては競争に勝てない」で44%を占めた。 (2)大学生の60%が、留学によって専門分野での競争力を高め、帰国後の就職競争でより多くの「カード」をもてるようにしたいと考えている。国内にとどまることで発展チャンスをつかみやすくなると考える学生は35%に上り、これと反対に、海外留学でチャンスをつかまえられるとした学生は42%に上った。 (3)大学生の66%が、今後5年間は国内で卒業した学生よりも、帰国した留学生の方が就職チャンスに恵まれると答えた。このように考えない学生はわずか2.5%だった。 (4)留学は希望するが、職業的な発展プランをもたないという学生は15%だった。回答者の41%が帰国後に起業のチャンスをうかがいたいとしており、35%は帰国後に企業に就職したいとし、30%は帰国後に大学や研究機関に所属したいと答えた。留学終了後も海外にとどまり発展を目指すとした学生も31%いた。 (5)留学希望先上位10カ国は1位から順に、米国、英国、フランス、オーストラリア、カナダ、ドイツ、シンガポール、韓国、日本、ニュージーランド。米国希望者は約42%、10位のニュージーランド希望者は12%に上った。 「人民網日本語版」2007年12月13日 |