中共中央党校の青連斌教授が8日、「チャイナネット」の「中国インタビュー」のコーナーに訪れて、社会主義における調和のとれた社会について、自分の考えを語った。 青連斌教授によると、調和のとれた社会とは簡単に言うと、三つの要素がある。第一に人間と人間の調和。すなわち、人々が仲良く暮らすこと。第二に人間と社会の調和。社会の中の各階層間、地域間、都市部と農村部間、政党間、民族間の調和、すなわち胡錦涛主席が提唱した「五つの調和」である。第三に人間と自然の調和。 そして、調和のとれた社会に対する理解はある一つの概念と関係がある。それは、社会とは何かということである。「社会」にはそもそも広い意味と狭い意味がある。社会は広い意味では、経済、政治、文化と社会生活の各分野を含めるが、狭い意味での社会は、主に社会生活の分野を指す。そのため、社会主義における調和のとれた社会にも広い意味と狭い意味がある。 社会主義における調和のとれた社会は、広い意味で社会主義の経済、政治、文化と社会生活の分野をカバーしている。その社会の建設は、社会主義の経済の建設、政治の建設、文化の建設、生態環境の建設などを含んでいる。 一方、狭い意味から言えば、社会主義における調和のとれた社会とは、社会主義の経済、政治、文化と並ぶ社会関係の分野であり、それに相応した、調和のとれた社会の建設は、主に社会主義の経済の建設、政治の建設、文化の建設、生態環境の建設と並ぶ社会の建設と社会の管理である。 「チャイナネット」2007年10月11日 |